スワッピングプレイで、ためらう主人

私たちは、感謝のつもりで彼らを、一流レストランに案内しました。
2時間ほど寛いだのち、気持ちもおちついたころをみはからって、みんなで都内のホテルに向かいました。
旦那さんはスポーツインストラクターをしており、奥さんもまた、ヨガを指導しているとか。道理でふたりとも、均整のとれたいい体つきをしているはずです。
ホテルにはいると、順番にシャワーを浴びてから、私たちは部屋で裸でむかいあいました。
かれらの輝くような引き締まった肉体をまえにしては、たるんで、しみやしわもめだつ私たちの体は、とてもはずかしくてまともにみられたものではありませんでした。
ダブルベッドの上に、主人と夫人が乗り、私たちは椅子に腰をおろして、二人の行為をみまもることにしました。相手の主人はわざわざ私の横に椅子をもってきてすわりました。
私はタオルを膝のうえにかけていましたが、彼はそんなものなしでもまったく平気のようでした。
ベッドの上では主人が、若い女の子をまえにして、なにをしていいのかわからずに、うろたえていました。彼女のほうは、そんな彼をみて、むじゃきにわらっています。
艶のある肌、まるみをおびてつきだした胸、Vゾーンを黒々とおおう体毛、なにもかも若いひと特有の豊かな初々しさがかんじられました。
「あなた、なにしてるの」
いつまでもなにもしない主人に、私のほうが焦れて、けしかけました。これでは相手の奥さんに失礼というものです。
主人は私のほうをみて軽くうなずきました。が、なにせ古い人間、相変わらずもじもじするばかりです。
すると、奥さんのほうが行動に出ました。私の主人のほうに膝でにじりよっていくと、彼の首すじに腕をまきつけ、チュッとキスをしたのです。はっと息を飲んだのは、私自身でした。
他の女に主人を奪われる………。私はすぐにその考えをふりはらいました。スワッピングを希望したのは、この私なのですから。
もうここまできたら主人も、あとはやるしかないと開きなおったのか、彼女を抱き寄せると、さらにディーブなキスをかわしました。
夫よりひとまわり小柄な彼女は、彼の膝のうえにのるようなかたちで、ながいあいだ口づけをかわしていました。
私は、自分の胸がはげしく打ちだすのに気づきました。ほんとうに、これから主人とあの子のセックスを、このまま冷静にながめていられるのかしら。私の自信はだんだんゆらぎはじめました。
そのとき、私の肩に、となりの椅子から彼が腕をまわしてきました。
そしてやさしく、私のほおをなでてくれました。その優しい愛撫に私はうっとりと目をほそめました。