スワッピングというのは聞いたことがありました

夫に誘われたときには、正気を疑いました。スワッピングというのは聞いたことがありましたが、正確には知りませんでした。
恋人や配偶者を交換して性交渉しあうものだというだけでも驚きなのに、夫がそれに参加しようというのですから驚かないではいられません。お互いまだ二十になったばかり、マンネリになる年ではないはずです。
とはいえ、実のところマンネリではありました。子育てに追われ、刺激がない日々ではあるのです。
しかし驚きました、夫は私がほかの男に近づくのをかなり嫌がる方なのです。それがいきなりスワッピングです。夫もよほどマンネリを感じていたのかもしれません。
恋が盛り上がらなくなってきたら、相手に浮気をさせれば嫉妬心で盛り上がるものだと外国人が言っていた、などを熱心に説得してくる夫に根負けして参加を受け入れます。
その日が近づいてくると気が重くもありましたが、同時に胸の高鳴りも覚えていることに気づきます。
思えば夫以外の男性と付き合ったことは一度もありませんでした。嫉妬深い夫ですからパートに出たいといってもどういうか分かりません。他の男性との事はあきらめていました。
それが急にこれです。
車で会場につく頃には、チャンスかもしれないと思え始めていました。
同じ初心者か、適当な相手が見つからないのか、数組が会場の中で立ち尽くしていました。
夫はその中の一組に声をかけます。
見て、正直言ってがっかりしました。
三〇ほどのカップルです。女性は普通ですが、男性のほうは見るからにひ弱そうで、その割に余計な肉が体についているのが服の上からでも分かる、恋愛対象としてみることは無さそうな方でした。
別の相手にしよう、とはいえません。
そういう相手だからこそ、夫が選んだのだということは明白だからです。
元ヤンキーの夫は、明らかに年上の相手に一様敬語ですが、大して敬意を払っていないのが伝わるようないい加減な態度で話しかけ、交換を成立させます。
夫以外の始めての相手がぱっとしないのか、とがっかりします。
ですが、すぐに気が変わりました。
相手の方は夫と違って優しく、さっさとソファーに座り込んだ夫たちを尻目に、ちゃんと話をして緊張を解してくれたのです。
そんなものは当たり前と思えますが、夫はそういうところがあまりないので新鮮でした。まあ夫は夫婦だからというのもあるでしょうが。
相手の方はこういう会に頻繁に出ているのか、夫の単調な仕方とはかなりう違うやり方で抱いてくれました。
しかも、アソコが大きい。
夫しか知りませんでしたが、AVなどで見たところ、多少夫のは小さいのかもしれないと思っていました。
相手の方は色白で小太りと肉体的にまったく見所がありませんが、アソコだけはぐんと長く、太くて力強く見えました。
思わず大きいというと、嬉しそうに笑っていました。
大きいから気持ちいいということも特にありませんでしたが、繊細な愛撫の差はあそこの大きさの差よりずっと大きく感じられました。
とはいえ、それで夫と別れようなどとはまったく思いません。ただ、次の参加ではどういう相手に抱かれるのだろうかと楽しみにするだけです。