ナンセンスです

オレはよく車でうろついて、ガールウォッチングをしたものだ。というか、今でもしている。最近はすぐ上の兄貴に面倒を見てもらっている。その代わり、会計事務所の中で、兄貴にパシリにこき使われる毎日だ。
高身長でカッコいいとか、家人が誰も肩書を持ってて羨ましいだとか、単純な事柄だけで恋愛し、そうこうしている内に、セックスフレンドができた。家人の目を盗んでは、メールしてた通りに、時間きっかりに女が来た。ハプニングバーに向かう。宗右衛門町のこのバーで、彼女はひとしきり働く。
店が引け彼女とほかで飲んでて、フッと目が醒めたら、トランクスがずれたまま、ベッドで寝ている様。ボウッとしていると、昨晩の、だだっ広い家の中、二人の情事、大して変わらないいつもの情事が、脳裏を霞める。灰皿の中は、しけもくだらけだ。いつも飲んでからなので、ハッキリと覚えていない。その代わり、スマホにも、写真立てにも、大学ノートの中にも、二人で撮った写真だらけだ。
高校の頃からオレは、女をとっかえひっかえしていた。もういい加減にしようと思っては、これでいいんだと思った。女っ気がない、なくなってしまえば、ネオンの許へ繰り出した。帰りはお持ち帰りするのが当たり前の日常だった。
オレはどうも、どこも変化していない。成長していない。相変わらずセックスの色香、色彩を鋭敏に感じている。
さて、グダグダと考え事してないで、パシリに使われに出向くか、と。引けたら、近所で、黒いツナギでツーリングしている、あの姉ちゃんとでも話をするか。
よし、手応え次第で、口説こう。

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