フェスマジック

大学1年の時の合コンが未来へとつながった話である。
私は大学1年の時、数回の合コンを経験した。私自身は特に遊んでいるわけでも無く、適度に女友達を持つ普通の男子であったと思う。
合コンをしても、「ワンチャン」と呼ばれるワンナイトラブを経験した事は当然無く、そんな話は一部の男子だけがかっさらっていく夢のような話だと思っていた。私のような平凡系男子は平凡な恋をして、人並みのセックスをして満足するんだ。そう理解していた。しかし、それから2年後の大学3年時、野外フェスに参戦したのだが、最高潮の盛り上がりをみせていたライブで見覚えのある姿を見た。高身長のへそだしルック、いかにもクラブで踊っていそうな美人さんなのだが、それは間違いなく1年の時、合コンで出会ったA子であった。フェスという非日常空間は人々の感覚を麻痺させる。1年の合コン時には考えられなかったトーク力を炸裂し、2年ぶりの話は最高に盛り上がった。「フェスマジック」の恩恵を受けたのだ。フェス後すぐに連絡を取り合い、2人で再会した。やりたい気持ち2割、純粋に再会を楽しむ気持ち8割といったモチベーションだったが、次の日の朝、僕らはベッドの上にいた。平凡系男子がクラブ系女子とセックスをしたのだ。そして彼女とは今、セフレと呼べる関係になっている。偉人スティーブ•ジョブズはよくいったもので、「過去を振り返った時、点と点は結びついているはず」だと。なんとなくやっていた合コンが実を結んだのだ。