初めてのキス

ゆきこは19歳、高校を卒業して近くのデパートに勤務している。仕事が終わり、同僚の幸と綾乃と待ち合わせ帰る所だ。
今日は合コン7時に待ち合わせ、相手のグループは綾乃のお兄ちゃんの連れらしい、一回バイクで綾乃を迎えに来たのをちらっと見かけただけだが
背の高い人だった。
ツーリングの仲間で今日は皆電車で来る事に成ったいる。
7時少し前に駅前の居酒屋さんに着いた、既に三人共揃っていて、綾乃のお兄ちゃんの文彦さん年は綾乃より2ツ上、その同級生の祐樹さん其れに高広さんの3人
高広さんはゆきこの一年先輩に当る。
テーブル席で向かい合わせに其々座ってバイクには乗った事が無いと幸とゆきこが言うと、今度の休みに乗せてやると言う話に成った。
3人同時に休むのは中々出来ないので、次の穂にリーダーに頼んでやっと2週間先に一緒に休もがとれる事になり、早速海水浴を兼ねてツーリングに出かける。
綾乃は祐樹さんに同乗大人しい幸は後輩の高広さんに乗せてもらう事になり、ゆきこは文彦さんの単車に乗った。
女性達が一般道を走るほうが良いと言ったので、ゆっくりと一般道を走っている。
ゆきこに、ちゃんとヘルメットをよういして、かぶらせてくれ、フックを掛けてくれたが、ゆきこはそんな顔の真近で男性の蚊を感じた事が無かったので、どきどきしてしまった。
バイクにまたがり、ハンドルを持つとゆきこに跨いで後ろに乗るように言われたが、文彦さんの背中を借りなければ、乗る事が出来ない、其れを察したのか、
「肩につかまったら乗れるから」といわれ恐る恐る肩を借り単車にまたがった。
走り出す時に「両手を腰に回して、しっかりつかまって」とアクセルを吹かしたので、思わず身体がのけぞり、慌てて腰に両手を巻き付けた。
二色が浜の海で遊んだが帰りの時間も有るので余り海に入っている時間は無かった。
水着を着ると幸がバストが一番大きいので、人の視線も集めている、綾乃もゆきこも小ぶりだ、ゆきこはお尻が大きいのが悩みに種、海に潜っている方が目立たないので、結局一番長い時間海水に浸かっていたと思う
暗くなる前にと慌てて着替え単車にまたがる。
家に着く頃には既に夜も遅く其々が女性を送って行くからと別れて暫く走ると、文彦さんは単車を人気のない工場地域の小さな駐車場に乗り入れ止めた、
エンジンを切って暫くじっとしていたが、静かに下りるとゆきこを両手で抱え単車から降ろした。
そして、ゆきこから目をそらさずウエストに力を込める。
ゆきこの目を見たまま顔が降りて来る、じらされた訳では無い、ついばむように、許しを請うように何度も唇を彷徨っていたかと思ったが突然暑い唇がゆきこの唇を覆い骨が折れるかと思うほど力いっぱい抱きしめられた。
こんな事ってあるだろうか、何の抵抗も思いつかないまま文彦さんの暑い思いが全て飲み込まれて行くような。
ゆきこは立っている事が出来なくなり出会い系で知り合った文彦さんの首に両手をからめすがりついた。初めての忘れられないキス。