学生時代の経験

もう10年以上も前の話ですから、場所を出しても大丈夫だと思います。
学生時代に、東武伊勢崎線の東向島駅の近くに下宿していました。
実家は広島で、東京のことは何も知らなかったので、家賃が安いアパートということで決めたのです。
結果として、大学へ通うのには、乗り換えが2つあり、あまり便利ではありませんでした。

自炊をしていたので、食材を買いに行っていました。
買いに行く店の1つに、近くのスーパーがあり、そこに、道子さんが、レジのパートで働いていたのです。
道子さん、というのは本名ですが、よくある名前なので、大丈夫だと思います。
10歳くらいの年上で、バツイチという感じでした。

レジで、顔が合うたびに、ニコっとしてくれるのです。
もちろん悪い気はしませんし、ひょっとしたら、と妄想も出ます。
もちろん、客商売ですから、誰にでもニコっとする、くらいのことは分かっていますが、それでも、という気になるのです。

そして、そうだったのです。
初夏の夕暮れでしたけれども、学校が早く終わったので、曳舟駅で下り、1駅歩くことにしました。
そうしたら、道子さんとバッタリと出会ったのです。
「あら、今、お帰りですか?」
「はい……」
「よかったら、ウチへいらっしゃいません?」
「はい」
こう書きますと、何だかよくわかりませんが、その時の雰囲気では、ついて行くことにしたのです。
道子さんは、曳舟のマンションに独り暮らしでした。

洋間の部屋へ通されて、ソファに座り、お茶を出してくれました。
そして、ニコっと笑うと、キスされたのです。
道子さんの手が、私のズボンを下げて、直接握られました。
なにしろ若かったので、すぐに出てしまいました。

「あらあら、元気ねぇ」
道子さんは、きれいに後始末をしてくれました。

大学に合格して東京へ来たときに、ソープへ行きました。
でも、何が何だか分からないうちに、終わりました。
セックスをきちんと教えてくれたのは道子さんです。
自分のものが女性の中へきっちりと入る快感を始めて知りました。

道子さんは、2年後に、郷里へ帰るということでいなくなりました。
現在、スカイツリーが出来て、あの周辺も変わっていると思います。