幼い頃の同級生と再び愛知で出会った話

小学生の頃に愛知の名東区という所に住んでいて、数年間過ごしました。
父が転勤族だったことで私もあちこち引っ越しては友達を作り、別れという繰り返しだったんですが、名東区での生活は自分に合ったのか、はたまた環境が良かったのか、男女共に友人も出来て、楽しい毎日を送ることができていました。
それでも父の転勤がなくなるわけでもなく、小学4年の頃に別れをしなければいけなくなりました。
現在ではSkypeやLINEといった遠方でも気軽に連絡ができるツールもありますが、当時はそんなものはなく、手紙のやりとりで友人との関係を維持していました。
離れてしまうとお互いが現地の友人を優先してしまうこともあって、たくさんいた友人とも自然とフェードアウトしていったのは寂しさもありましたが、しょうがないなとも思っていました。

成人を迎え、大学2年の頃になって、急に友人から手紙が来たのです。
愛知で当時の友人が数人集まって小さな同窓会をやろうということで、私にも声をかけてくれたんです。
手紙をもらった頃、私は東京に住んでいたんですが、これもなにかの縁だし、愛知も懐かしいなと思って承諾し、愛知観光、思い出の地観光を兼ねて愛知に向かいました。

そこから先はよくある話で、大学生同士の男女が集まり、酒を飲みつつ思い出話で盛り上がり、さて別れるかというところで、女性の友人から声がかかりました。
私は一泊するつもりでもうホテルもとってあったので、夜が遅くなってもいいからさらに飲み屋を回ろうかといい、他の友人とは別れて飲み直しました。
星ヶ丘という駅の近所で飲んでいて、彼女を送らなければいけないなと言い出した時、彼女は帰る気がないということを告げてきたのです。
そこで鈍感な私は初めて彼女の気持ちに気付き、一泊するつもりだったホテルに二人で向かい、大人の関係となりました。
お互い初めてのことだったので探り探りだったのは今でもはっきりと覚えています。

正直言って私は小学生の頃から友人として見ていたんですが、彼女は当時から私のことが好きだったとのことで、大学生になった私を見て惚れなおしてしまったそうです。
当時も気づけなかったなと鈍感さを嘆いたんですが、彼女はそこがいいところだと笑ってくれました。
それからはLINEで連絡をとりつつ、恋人のような、そうでないような関係が続いています。