違う気持ちよさ

私とももかが知り合ったのは私が彼氏に振られた時。
私じゃ物足りないってあいつ他の女と出来てた。
たまたまヤケ酒煽りに行った店で声掛けてきたのがももかだった。
ももか曰く「私の肌が触り心地良さそう」だったから。
そんなこと言ってる時点で「変な子」だと思うんだろうけど
「あたし、寂しいからすぐ人肌恋しくなっちゃうの」とか言いながらやたら触ってくるんだ。
『うわぁこの子なにレズ?』とか思ったけどビンゴ。
マスターが「この子、こういう子だから」って苦笑いしてた、知ってるなら止めてくれ酔いが醒める。
でも私もヤケ酒だったし、一杯奢ってもらったしで、なぜか勢いでメアド交換。

ももかは私のバイト先の近所で1人暮らししてる2歳上のOLだった。
メル友から始まって、店で会えば楽しい話で笑わせてくれる「普通の友人」みたいになっていったんだ。
知り合って半年ほどした頃 ももかが私の部屋に遊びに来た時
私が彼氏に振られた話になって「『私』の体は絶対いいって!私が保証する!」
すごくまっすぐな目で見られた。逸らせなかったそのままキスされた。
「ほら『私』の唇!すっごく感触いいじゃん!」
『ももか!何言ってんの!ふざけないで!』「ふざけてないよ!」
「『私』を振った彼氏が馬鹿なんだよ!こんなに疼くのに」今度は抱きしめられた。
『ちょっとやだもうほんとやめてよ』抱きしめられたところが痛くて泣いてしまった。
「可愛い」ももかが囁く、キスからいつの間にか胸を揉まれていた。
彼氏とは違う揉まれ方、吸われ方に声が出そうになっていた。
同姓だからかどこが感じるかももかはよく知っていた。
いつの間にかお尻まで捲られていてももかの熱い舌が這っていた。
指を入れられそうになったところでやっと抵抗した。
嫌で抵抗したんじゃなくて今までにない感覚で抵抗しただけと気付くのに時間はかからなかった。

あれから3年、今でも私達は内緒で続いてる。
キスから始まるのが私達のルール、今では私もももかを攻めてる。
マスターにはばれてるけど表向きは「仲のいい友人」で通してる。
2人で出かける時もなるべく「普通の女友達」を装ってる。
隠し通すけど「秘密の共有」もスリルがあって悪くない私達はこれでいいのだと思う。