階段の下から見上げる彼の視線

職場には私以外にもたくさんの女性社員がいるので、彼の目をひくのは並大抵ではありません。ちょっとばかしあざとい手を使う必要がありそうです。
会社の二階に続く階段はわりと角度が急で、よくここを上がる女性たちは、下からのぞかれるのを恥ずかしがって、スカートで足を包みこむようにしています。
ある日私は、彼が二階に上がる時をみはからって、急いで階段にかけよると、彼より先に上りはじめました。スカートを包みこむようなぱかな真似はしません。
それどころかおおっぴらにひろげて、下からあがってくる彼の目に、その中がはっきりみえるようにしました。今日は特にセクシーな下着を履いている私でした。
私は自分の太腿のあたりを、彼の視線がはうのを感じました。その視線はやがて私の太腿の付け根におよび、やがてその視線が下腹部の下着によっておおわれた部分に突き入ってくるのがわかりました。
私にははっきりと、彼が目で私とセックスをしているのがわかりました。
それからというもの彼の、私をみつめる顔つきに、はっきり変化があらわれるようになりました。あきらかに私を、性の対象としてみている目です。
私はお昼休みに、彼がひとりいる休憩室に入ると、それとなく彼のそばの椅子に腰をおろしました。すると案の定、彼のほうから声をかけてきました。
「こんど、お茶でものまない」私はもちろん承諾しました。そして一週間後には私は彼と、ホテルの一室で向いあっていました。
彼の手で私の衣服がぬがされていきました。最後の下着に彼が手をかけたとき、私は「まって」とその手をとめました。それはあのときと同じ色と柄の下着でした。
「あなたの目をひきつけた下着よ。じっくりごらんになって」
「知っていたのかい」
「もちろん」
彼は私が笑うのを見て、はずかしそうに頬を赤らめました。